発刊されました。
- 2024年12月1日
- 院長だより
このたび『眼科診療ガイド第2版』が文光堂より発売されました。
眼科医師全般向けの書籍です。
この中の瞼裂斑、翼状片の執筆担当いたしました。
瞼裂斑は黄色または白色の小隆起で瞼裂の球結膜から輪部にかけて発生する隆起性病変で、翼状片と同様に鼻側に発症することが多いです。
加齢に伴う結膜の変性疾患であり、中高齢者では高頻度にみられます。
瞼裂斑は通常は治療を必要としませんが、瞼裂斑に炎症が生じた状態で瞼裂斑の周囲球結膜に充血が生じる瞼裂斑炎には、低濃度ステロイド点眼薬
非ステロイド系抗炎症点眼薬で治療することもあります。
一方、翼状片は鼻側ときに耳側から血管を伴った結膜由来の増殖組織が、角膜中央部に進展する慢性疾患です。
翼状片の治療は有効な薬物療法はなく、手術による外科的切除が基本です。
当院では、翼状片に対して日帰り手術を行ってます。
診察、手術のご希望がございましたら、一度ご相談いただければとおもいます。